秋晴れの10月15日、行政書士会館にて宇都宮支部主催の研修会が行われた。テーマは「行政書士の業務アラカルト」。講師の国乗正夫会員は行政書士になって初めて手掛けられた、「NPО法人設立手続き」について詳しく解説された。宇都宮では認定NPО法人の数が少ないので、今後この分野での行政書士業務増加の期待もある。 業務指導広報部研修チームでは、「食品営業許可」「動物取扱業の登録」「薬事法改正に伴う登録販売者制度」について中山和彦会員が代表して講師を務めた。30種類以上ある食品営業許可も「何を作るのか?」「どうやって売るのか?」で、許可の種類・施設基準がわかるなど、ポイントをおさえた具体的な説明であった。 国際業務を数多く手掛ける深見会員は、クイズを交えて「国籍法の基礎」及び「改正3条による手続き」の講義をされた。難解である国籍法も、改正の経過を辿ることで理解できるよう工夫が凝らされた講義であった。 行政書士の手がける仕事は広範囲にわたる。講師の先生方の努力により、きめ細かくすぐにでも業務に役立てる研修となった。資料も充実しており、出席者には満足していただけたものと思う。 (遠藤美代子) |